バージョン 1.8.0
✨ 新機能
- 実験的なServer Output機能の追加
- Cloudflare Workers統合の改善
- 新しいデバッグツール
- 画像最適化パイプライン
🐛 修正
- HMRの安定性向上
- CSSインジェクションの問題を修正
バージョン 1.8.0
Server Output機能の実験的サポートを含む、重要なアップデートです。
🎉 新機能
実験的なServer Output機能
SSR(Server-Side Rendering)の新しい実装として、Server Output機能を実験的に追加しました。
主な特徴:
- リクエスト時の動的レンダリング
- URLパラメータによる動的コンテンツ
- リアルタイムデータの統合
有効化方法:
// astro.config.mjs
export default defineConfig({
experimental: {
serverOutput: true,
},
});
Cloudflare Workers統合の改善
Cloudflare Workersへのデプロイがより簡単になりました:
- 自動設定:
wrangler.jsonの自動生成 - エッジランタイム対応: Workers環境での最適化
- KVストレージ: Cloudflare KVとの統合
新しいデバッグツール
開発体験を向上させるデバッグツールを追加:
- パフォーマンスプロファイラー: ボトルネックの特定
- コンポーネントインスペクター: リアルタイムでpropsを確認
- ネットワークモニター: APIコールの追跡
使用方法:
astro dev --debug
画像最適化パイプライン
画像の自動最適化機能を追加しました:
- 自動リサイズ: レスポンシブ画像の生成
- フォーマット変換: WebP/AVIF への自動変換
- 遅延読み込み: ネイティブlazy loading
---
import { Image } from "astro:assets";
---
<Image
src="/hero.jpg"
alt="Hero image"
widths={[400, 800, 1600]}
formats={["webp", "avif"]}
/>
🐛 修正
HMR(Hot Module Replacement)の安定性
開発中のHMRが不安定になる問題を修正しました:
- WebSocket接続の改善
- 状態保持の最適化
- エラーリカバリーの強化
CSSインジェクションの問題
動的にインポートされたコンポーネントのCSSが正しく適用されない問題を修正しました。
🔬 実験的機能について
Server Output機能は実験的な実装です。本番環境での使用は推奨しません。フィードバックをお待ちしています。
既知の制限:
- 一部のnpmパッケージとの互換性問題
- メモリ使用量が通常より多い
- エッジケースでのエラーハンドリング
📚 ドキュメント
新機能の詳細なドキュメントは以下をご覧ください:
⬆️ アップグレード
npm install astro@1.8.0
注意事項:
- Node.js 16.0以上が必要です
- 実験的機能を使用する場合は、設定ファイルの更新が必要です
🎯 次回予告
バージョン1.9.0では以下の機能を予定しています:
- View Transitions APIのサポート
- 新しいルーティングシステム
- パフォーマンスの更なる改善
👥 コントリビューター
このリリースに貢献してくださった20名以上のコントリビューターに感謝いたします!